鉄道

東海道新幹線あれこれ

新幹線といえば、「日本一速い!」ということで有名ですが、日本一はそれだけではありません。

「東海道新幹線」には、日本で最も駅間距離が長い箇所があります。米原〜京都間で68.0キロメートルだそうです。東京のJR山手線が一周34.5キロメートルということですので、山手線をノンストップで2周するのとほぼ同じですね。

東海道新幹線は、東京から新大阪まで552.6キロメートルを結んでいます。
東京から新大阪まで、首都圏、中京圏、関西圏を結ぶ日本で最も重要な幹線といっていいでしょう。

主役はやはり新幹線ですが、歴史あるこの街道沿いに日本で最初に敷設されたのが、「東海道本線」です。途中には、風光明媚な富士山や浜名湖、歴史ある土地として関ヶ原、安土、そして何より京都があります。

新幹線で途中下車というわけにはいかないので、これらの名所に立ち寄るには、やはり東海道本線が今も頼りの綱ですね。

また、東海道本線の起点である「東京駅」もさまざまな歴史を見守ってきた歴史的建造物です。大正3年に竣工されました。竣工時、その総面積は22万700平方メートル(全長322メートル、ドームの高さ37.6メートル)。

ドームは第二次世界大戦で焼け落ちてしまったそうですが。いまでも歴史を感じさせる美しい駅舎は多くの人々をひきつけていますね。

東京駅に入線する東海道本線の面々:「富士」「さくら/はやぶさ」など、の名前を聞くと鉄道ファンならずとも、懐かしさを覚える人もいらっしゃるでしょう。「富士」「さくら」といえば、日本でもっとも歴史ある特別急行列車名です。

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駅弁旅行をしてみませんか?

鉄道旅行をする人には、「駅弁」を楽しみにしている人も多いようです。
よくデパートなどで、全国の駅弁フェアが開催されていて人気を集めていますね。

現在でこそ、「空弁」(そらべん。空港のお弁当)も人気ですが、全国の鉄道の駅にはその土地ならではの工夫を凝らした、見て楽しくかつ味わいがあるお弁当がたくさんあります。

新幹線が鉄道旅行の主役となってしまった今、駅で買った駅弁を列車に持ち込み、列車の発車と共にゆっくり駅弁を広げる、というわけにはいかなくなってしまいましたけど......。

駅弁をいくつかご紹介します。機会があったらぜひ食べてみてください。
駅弁を食べるために列車に乗る、せわしない世の中ですが、こんな旅も風情があっていいですよ。

●「はまぐり丼」(千葉駅)
甘辛の味をじっくり含ませた蛤(はまぐり)がご飯にてんこもりの炊き込みご飯のお弁当です。「はまぐり丼」と書かれたはまぐり型のお弁当箱がかわいい。

●「味噌煮込み牛たんせいろ」(仙台駅)
牛たんをたっぷり食べたい! 人にはとってもお勧めです。牛タンは仙台の名物だそうです。
発熱容器に入っていて、アツアツの牛タンを味わえますよ。

冷たく固まったご飯というイメージが強い人にとって、アツアツの牛タンは、駅弁ということを忘れさせてくれます。駅弁の進化しているのですね〜。

●「鮎ずし」
アユを1匹丸ごと使った姿ずしです。最初、ふたを開けたときには思わずびっくりしてしまいますが、球磨川(日本三急流)でとれたアユだけあって、締まった身はなかなかです。

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東海道新幹線で名物駅弁を味わおう

東京〜大阪間は、風光明媚な見どころ満載の路線なのです。かつてはここに君臨していた「東海道本線」を抑え、今では「東海道新幹線」がすっかりその主役にとって代りました。

それでも、新幹線ではあっ!という間です。東京〜新大阪間がなんと2時間36分、驚きです〜。

名古屋駅で「味噌カツ弁当」を買って、さあ、ゆっくり景色を楽しみながら、お弁当をほおばり、デザートにミカンを食べて、お茶を飲んで、うとうとして、なんてしていたら新大阪なんて通り過ぎてしまいます。ちょっと慌ただしいですよね。

早く着きたいけど、列車のなかではゆっくりしたいですよね(無理ですけど)。
でもやはり、駅弁の人気は根強いものがあります。東海道新幹線の駅で買うことができる駅弁を紹介します。

●三島駅「桜えびめし」
駿河湾といえば、ほんのりピンクの桜エビで有名です。三島駅の「桜えびめし」は、駿河湾でとれた桜えびをふんだんに使った名物弁当です。

お腹に重くないので、女性にもぴったり!
ちなみに、三島駅は、三嶋大社を模した社殿づくりの風格ある駅です。
鉄道唱歌でおなじみの駅です。「三島は近年ひらけたる豆相線路のわかれみち......」ご存じですか?

●米原駅「ステーキ弁当」
名物井筒屋の「ステーキ弁当」は、米原駅で購入できます。「お弁当」にしてしまっていいのか、と思うほど、本格的なステーキを味わえますよ。がっちり食べたい! 人におススめのお弁当です。

パッケージに描かれているのは、旧長浜駅舎です。
旧長浜駅舎は、明治15年開業の現存最古の駅舎です。興味のある方は、「旧長浜駅舎資料館」を訪ねてみるのも面白そうです。

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一度は乗ってみたいSL

鉄道ファンでない人でも、一度は乗ってみたいと多くの人が思っている(?)SL(Steam Locomotive)です。
蒸気機関車(SL)は、速さだけでは説明できない、鉄道の本当の楽しみ、旅の深い味わいを感じさせてくれるのでしょう。

大井川鉄道から始まった蒸気機関車(SL)の保存運転は、全国に広がり、今では日本各地で懐かしい顔が元気に活躍を続けています。

主な蒸気機関車(SL)路線は次のとおりです。

●上越線SL奥利根号・・・高崎から利根川沿いを、上越線を水上まで走っています。「デゴイチ」のニックネームで愛されている人気モノD51形蒸気機関車が牽引しています。

●釧網本線SL冬の湿原号・・・冬の釧路湿原を走る有名なSLです。車内には石炭ストーブが設置され、ムードを醸し出しています。旅情豊かなひと時を提供してくれます。

●磐越西線SLばんえつ物語号・・・新潟県の小学校に保存されていたC57-180号機が復活して牽引しています。2009年4月に運行開始10周年を迎えました。

●磐梯西線SL磐梯会津路号&SL郡山会津路号・・・磐梯西線の東半分を走っています。下りがSL磐梯会津路号、上りがSL郡山会津路号と名前を変えます。

●秩父鉄道パレオエクスプレス・・・東京から最も近いSL・ C58363号は1988年のさいたま博覧会開催にともない復活しました。3月〜12月の土・日・祝中心に運行しています。

●只見線SL&DL会津只見号・・・旧型客車を牽引して深い雪のなかを走るその姿は、ダイナミックで、勇気を与えてくれます。冬期も運転を休まず、雪を巻き上げるように豪快に走り続けます。

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その土地を体感できるトロッコ列車

新幹線の車窓からだと、どうしても景色を味わうって感じがしませんよね。
それも当然といえば当然ですよね、新幹線の車窓からは、いくら眺めても、景色はどんどん後ろへすっ飛んでいってしまいます。目も記憶にとどめようがないのでしょう。

その点、対照的なのが、「トロッコ列車」です。日本全国各地でまだまだ元気にトロッコ列車ががんばっています。

「トロッコ」と聞くと芥川龍之介を思い出す人も多いでしょう。これはトンネルやダム等の工事現場からの土砂や石の運搬などに使用される貨車のことです。

窓ガラスがないトロッコ列車では、外を吹く風をそのまま全身で受けることができるのです。その土地、土地の「におい」をじっくりゆっくり味わうことができるのです。

日本で現役のトロッコ列車の主なものをいくつか紹介しますね。

●黒部峡谷鉄道:黒部峡谷の絶景を楽しむのに最適です。峡谷を吹き上げてくる風が、まさに吹きっさらしの客車を抜けていきます。

●土讃線(どさんせん)大歩危(おおぼけ)トロッコ号:四国の大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)を走るトロッコ列車です。

●予土線(よどせん)清流しまんと号:清流として名高い高知県の四万十川をゆったりと眺めながら走ることができます。川面を吹いてくる風は、日ごろの疲れを洗い流してくれます。

●3つの「ノロッコ号」
北海道には元気なノロッコ号が走っています。
1つが、釧網本線くしろ湿原ノロッコ号、2つ目が、釧網本線オホーツク流氷ノロッコ号、そして3つ目が、富良野線富良野・美瑛ノロッコ号です。

釧網本線くしろ湿原ノロッコ号と釧網本線オホーツク流氷ノロッコ号は、同じものです。ほとんど1年間休みなしに走るノロッコ号が、夏季には「くしろ湿原ノロッコ号」、冬季には「オホーツク流氷ノロッコ号」と名前を変えるというわけです。

冬季のオホーツク流氷ノロッコ号には、ダルマストーブが完備され、夏のくしろ湿原ノロッコ号とはまったく様子を異にします。車窓からの景色も、とても同じものとは思えません!ぜひ、夏冬とも乗ってみてください。

「富良野線富良野・美瑛ノロッコ号」は、初夏の富良野(ラベンダーが美しい!)をさわやかに走ります。